採択されたのは、神大特命助教の研究
バイエル薬品株式会社は、7月29日、バイエル ヘルスケア社の公募型研究助成プログラム「Grants4Targets」に、日本から応募した研究テーマが初めて採択されたと発表した。
採択されたのは、神戸大学大学院医学研究科・篠原正和特命助教の研究テーマ。
研究を支援、専門的知識や技術を提供する
「Grants4Targets」は、バイエル ヘルスケア社が2009年に開始した公募型の研究助成プログラム。腫瘍領域・婦人科領域・循環器領域・血液領域・眼科領域における新規の探索標的やバイオマーカーに対する研究を支援し、専門的知識や技術を提供するためのグローバルプロジェクトとなっている。
同プログラムは開始以来、1300を超える応募が寄せられている。内訳は、ドイツが約20%、ドイツ以外のヨーロッパ諸国が約40%、米国およびアジアが約40%。応募および採択された人からは、研究費の迅速な支給やバイエルとの共同研究に進める可能性がある点、また探索と検証を実現するツールであることを評価する声が届いているという。
循環器領域の「Focus Grants」として採択
篠原特命助教は、抗炎症作用を有する脂質メディエーターであるレゾルビンに注目した研究テーマで、「Grants4Targets」に応募。同プログラムの探索領域のうち、循環器領域の「Focus Grants」として採択された。
今年度の同プログラムには112件の応募が寄せられ、11件が助成対象として採択されている。日本からの応募では、唯一選定された。

公募型研究助成プログラム「Grants4Targets」に日本から応募の研究テーマが初めて採択 - バイエル薬品株式会社
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