イムノキャッチシリーズの新製品
栄研化学株式会社は、呼吸器ウイルスのRSウイルスを迅速に検査するRSウイルスキット「イムノキャッチ‐RSV」を平成27年8月3日に発売する。
同社は、感染症の迅速診断を行うイムノクロマト法試薬の開発、商品化を手がけている。これまでに、イムノキャッチシリーズとして、「イムノキャッチ‐ノロ」、「イムノキャッチ‐レジオネラ」を発売している。
RSウイルス感染を迅速に診断
RSウイルスは、年齢を問わず、上気道炎や下気道炎の発症要因となる代表的な呼吸器ウイルスである。
乳幼児が感染すると50%の割合で肺炎を発症する上に、細気管支炎や肺炎が重篤になった場合、入院が必要になる。そのため、ウイルス感染には迅速な診断が求められる。
「イムノキャッチ‐RSV」は、鼻腔拭い液または鼻腔吸引液中のRSウイルス抗原を検出するイムノクロマトキットである。キットで使用する滅菌綿棒は、軸がしなやかなプラスティック製、綿球は柔らかなスポンジタイプの素材で、検体採取時の負担を軽くしている。
検出にかかる時間はわずか8分間のため、診断を速やかに行える。10テスト分が12,000円(消費税別)、有効期間は室温で1年間となっている。
同社は今後も感染症の診断を迅速化するイムノクロマト法試薬を開発、商品化していく方針である。
(画像はプレスリリースより)

栄研化学株式会社 プレスリリース
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