豪州セルヴィエ社と提携
大日本住友製薬株式会社は、7月15日、非定型抗精神病薬「LATUDA」について豪州セルヴィエ社とライセンス契約を締結したと発表した。
豪州セルヴィエ社は、フランスの製薬企業セルヴィエ社のオーストラリア子会社。今回締結されたライセンス契約は、オーストラリアを対象国とした「LATUDA」の販売など実施権に関するもの。
グローバル展開の一環として
「LATUDA」は、大日本住友製薬が創製した独自な化学構造を有する非定型抗精神病薬。成人の統合失調症を適応症として、米国においては2011年、カナダにおいては2012年、スイスにおいては2013年、デンマークとノルウェーおよび英国においては2014年、オランダおよびフィンランドにおいては2015年より販売されている。
同社は2014年3月、同剤について成人の統合失調症を適応症とした販売許可承認を、オーストラリア当局より取得。同剤のグローバル展開の一環として、豪州セルヴィエ社と提携して同剤をオーストラリアにおいて販売することにしたという。
独占的実施権を許諾
同契約に基づき大日本住友製薬は、オーストラリアにおける「LATUDA」の包装・流通・販売等を行う独占的実施権を、豪州セルヴィエ社に対して許諾する。また、同剤の製剤バルクも供給するという。
大日本住友製薬は、今後も統合失調症患者の治療選択肢として「LATUDA」のグローバル展開の拡大を図るとしている。

非定型抗精神病薬「LATUDA(ルラシドン塩酸塩)」のオーストラリアにおける販売提携のお知らせ - 大日本住友製薬株式会社
http://www.ds-pharma.co.jp/pdf_view.php?id=688