創薬に向けた研究アイデアを募集
大日本住友製薬株式会社は、公募型オープンイノベーション活動「PRISM」(Partnership to Realize Innovative Seeds and Medicines)の開始を2015年7月6日に発表した。
このPRISMの活動は、国内の研究機関、研究者に向けて、同社の創薬研究ニーズにマッチするアイデアを募集するというもの。
研究者の独創的なアイデアを基に新薬の創出につなげていくと同時に、研究機関や研究者との連携強化により同社の創薬基盤を強化する目的がある。
活動の開始に先んじて、2014年12月、同社はオープンイノベーション開発室を設置し、初期臨床段階までの新薬候補の化合物に関する情報収集や化合物の導入などを行ってきた。このたび、PRISMの専用ウェブサイトを同社サイト内に開設した。
アイデア募集から研究開始まで
今回、同社は、3グループ(「新規創薬シーズの探索/検証」「創薬研究ニーズの課題解決」「同社が保有する化合物の新規適応疾患の創出」)に分けた合計8つのテーマのアイデアを、2015年7月6日~8月31日の期間に募集する。
同社研究本部に所属する募集テーマの提案者等による選考(1次、2次)を経た後、応募者と共同研究の契約の交渉、研究計画の策定を行い、条件が成立した案件について共同研究に着手する予定である。研究機関は1年間、研究費は案件ごとに500万円までと設定している。
(画像はプレスリリースより)

大日本住友製薬株式会社 プレスリリース
http://www.ds-pharma.co.jp/pdf_view.php?id=686ウェブサイト「PRISM」
http://www.ds-pharma.co.jp/prism/