第2b相片頭痛試験の解析結果を米国頭痛学会で発表
2015年6月29日、テバ製薬株式会社は米国頭痛学会にて、同社が開発中の「TEV-48125」における第2b相片頭痛試験の解析結果を発表したことを明らかにした。
同剤は慢性片頭痛と高頻度の反復性片頭痛の両方を適応として開発中のモノクローナル抗体である。
発表によると、同剤は反復性片頭痛患者を対象としてプラセボ群または同剤の月1回投与群に無作為割付する臨床試験において、いずれの用量においてもプラセボ群を上回る効果を示し、統計学的有意差を示したという。
カルシトニン遺伝子関連ペプチドと結合するモノクローナル抗体
「TEV-48125」 は、片頭痛のよくバリデートされた標的であるカルシトニン遺伝子関連ペプチドと結合するモノクローナル抗体である。高頻度の反復性片頭痛、および慢性片頭痛の予防を目的として開発中であり、月1回皮下注射して使用する。
これまで同剤は慢性片頭痛と反復性片頭痛両方の治験において、複数用量にわたり有効性評価項目・安全性評価項目を達成した、初めてかつ現在までで唯一の治療薬となっている。

テバ製薬株式会社 テバファーマスーティカル株式会社 プレスリリース
http://www.teva-seiyaku.com/news/2015/pdf/0629.pdf