メルクセローノ社の排卵誘発剤、性腺機能障害治療薬
2015年7月1日、日本新薬株式会社は、メルクセローノ株式会社の排卵誘発剤・性腺機能障害治療薬「ゴナールエフ」について、日本国内におけるコ・プロモーション権を取得したことを明らかにした。
同剤は排卵誘発剤として103カ国で、また性腺機能障害の治療薬として92カ国で承認されており、米国とカナダではEMD Serono、それ以外ではMerck Seronoにより販売されている。
日本新薬はこれまでも月経困難症治療剤「ルナベル」など産婦人科領域における製剤のプロモーションを手がけている。「ゴナールエフ」については7月1日より製品情報提供と情報収集活動を開始するという。
遺伝子組換え技術を用いて製造されたヒト卵胞刺激ホルモン
「ゴナールエフ」は遺伝子組換えヒト卵胞刺激ホルモン製剤である。ヒト卵胞刺激ホルモン(hFSH)と呼ばれるグループに属する注射薬で、男女の不妊治療薬として海外で高い実績を誇る。
日本でも2006年より低ゴナドトロピン性男子性腺機能低下症における精子形成の誘導治療薬として販売され、2009年には視床下部-下垂体機能障害又は多嚢胞性卵巣症候群に伴う無排卵及び希発排卵における排卵誘発の治療薬としても販売されている。
(画像はプレスリリースより)

日本新薬株式会社 プレスリリース
http://www.nippon-shinyaku.co.jp/