薬剤名認識と数量計測を瞬時に行う
富士フイルム株式会社は、4月21日、薬剤名と数量が処方箋データと一致しているかを判定する監査支援システム「PROOFIT(プルーフィット)」を、富士フイルムファーマ株式会社を通じて発売する。
同システムは、薬剤名認識と数量計測を高精度かつ瞬時に行い、薬剤師の監査業務をサポートするもの。
薬剤をステージ上で撮影、撮影画像を解析
薬剤師は、患者へ渡す薬剤の種類や数量に間違いないかを確認する監査業務が、義務付けられている。監査業務は目視確認が一般的だが、近年は目視のみならずサポートシステムも活用し、監査業務の正確性や効率性をより高めていきたいというニーズも存在する。
今回発売される「PROOFIT」は、薬剤をステージ上で撮影し、撮影画像を解析することで、薬剤名および数量が処方箋データと一致しているかを判定する。バーコードの読み取りのみならず、多様なフォントに対応する文字認識技術も活用。高精度の薬剤名認識を実現している。
写真事業で培った技術を生かす
さらに「PROOFIT」では、富士フイルムの光学設計技術や画像処理技術を活用。PTPシートの端面や画像内の陰影を解析することで、重なった束の状態でもPTPシートの枚数や端数の錠剤数を、正確に計測可能となっている。
富士フイルムは今後も、長年の写真事業で培ってきた技術を生かし、幅広い医療現場をサポートする高品質な製品を開発・提供していくとしている。
(画像はプレスリリースより)

薬剤名と数量が処方箋データと一致しているかを判定 監査支援システム「PROOFIT (プルーフィット)」新発売
http://www.fujifilm.co.jp/corporate/news/article