武田薬品の国内長期収載品事業を継承
武田薬品工業株式会社とTeva Pharmaceutical Industries Ltd. (以下「テバ社」)は、4月1日、武田テバ薬品株式会社を設立したと発表した。
武田テバ薬品は、テバ社の連結子会社でありジェネリック医薬品事業を営む大正薬品工業株式会社が、名称を変更した会社。同社は4月1日付けで、武田薬品の国内における長期収載品事業を継承する。
ジェネリック医薬品の重要性に対応
武田薬品は、長年にわたり研究開発型の製薬企業として、日本をリードしてきた企業。テバ社は、製薬企業として世界トップ10に入る規模と、ジェネリック医薬品におけるグローバルリーダーの地位を持つ企業。
両社は、今回の武田テバ薬品設立により、戦略的提携することとなる。武田テバ薬品では、特許期間を満了した製品群すなわちオフ・パテント・ドラッグの提供を通じて、日本の患者と医療関係者の幅広いニーズ、そしてますます高まるジェネリック医薬品の重要性に、対応するとしている。
医療関係者および患者への貢献を期待
今回の武田テバ薬品設立についてテバ社は、日本におけるジェネリック医薬品市場が世界で最も伸びている市場とし、医療関係者および患者への貢献を期待しているという。
なお、武田テバ薬品の親会社であるテバ製薬株式会社は、2016年10月以降に会社名称を武田テバファーマ株式会社へ変更することになっている。

日本における武田薬品とテバ社による「武田テバ薬品」の設立について - 武田薬品工業株式会社
http://www.takeda.co.jp/news/2016/20160401_7342