ボストン・サイエンティフィックへ変更
生化学工業株式会社は、3月10日、内視鏡用粘膜下注入材「ムコアップ」の販売提携先を変更すると発表した。
同社は、ボストン・サイエンティフィック ジャパン株式会社との間で、「ムコアップ」の国内独占販売契約を2016年4月1日に締結する旨の合意に至っている。
腫瘍の粘膜下層に注入、施術を補助
「ムコアップ」は、ヒアルロン酸ナトリウムを主成分とする医療機器。食道・胃・大腸にできた腫瘍を内視鏡で確認しながら切除する際、腫瘍の粘膜下層に注入すると切除・剥離の操作性が向上し、施術を補助する。
今回新たに「ムコアップ」の販売提携先となるボストン・サイエンティフィックのエンドスコピー事業は、消化器疾患と肺疾患治療用機器における世界的なリーダーの位置にある。革新的な治療法や幅広い製品ラインアップ、そして優れた顧客サポートを提供している。
今後も患者のQOL向上に貢献
なお、「ムコアップ」の現在の販売提携先であるジョンソン・エンド・ジョンソン株式会社メディカル カンパニーとの間における独占販売契約は、2016年3月31日をもって契約期間満了により終了となる。
生化学工業は、今後も製造販売元として販売提携先の活動を支援し、患者のQOL向上に貢献するとしている。

内視鏡用粘膜下注入材ムコアップの販売提携先変更に関するお知らせ - 生化学工業株式会社
http://ir.seikagaku.co.jp/ja/news/