重症虚血肢に対して
アンジェスMG株式会社は、2016年3月9日、代替治療が困難な慢性動脈閉塞症患者を対象とした、重症虚血肢に対するHGF遺伝子治療薬に関して実施中の医師主導型臨床研究について、臨床研究を主導する大阪大学医学部附属病院以外の各施設においても被験者への投与が開始されたことを発表した。
アンジェスMG株式会社は、大阪大学医学部附属病院及び、今回の臨床研究協力医療機関に、臨床試験薬とこれまでに蓄積したデータの提供を行っている。
今回の臨床研究については、2016年10月に大阪大学医学部附属病院において1例目の被験者への投与が開始されたが、今回、徳島大学病院にて被験者への投与が開始された。また、その他の施設でも順次候補患者の選定が進められている。
HGF遺伝子治療薬
肝細胞増殖因子(ベペルミノゲンペルプラスミド:HGF)は、肝臓の細胞を増やす因子として日本で発見され、当初、肝臓の病気の治療薬として研究されていた。
HGF遺伝子の投与で、血管を新しく増やす治療法が発見されたことで、血管が詰まり血流が悪くなっている虚血性疾患に対し「血管を新生する」という作用を有する治療薬になる可能性がある。

アンジェスMG株式会社 ニュースリリース
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