リリーも特殊環状ペプチド創製が可能に
ペプチドリーム株式会社は、3月4日、米国リリー社に対する創薬開発プラットフォームシステム(以下「PDPS」)の非独占的ライセンス許諾契約に合意したと発表した。
PDPSは、ペプチドリーム独自のシステム。このライセンス許諾によりリリー社は、自社内において特殊環状ペプチド創製を行うことが可能となる。
技術ライセンス料とロイヤルティを受け取る
特殊環状ペプチド創製を行うことが可能となるリリー社は、特殊ペプチドによる創薬研究開発も社内において可能となる。今回ペプチドリームが合意した技術ライセンス契約は、その点を目的としたもの。
同ライセンス契約の締結に伴いペプチドリームは、技術ライセンス料(契約一時金)を段階に分けて受け取る。また、PDPSにより創製された特殊環状ペプチドおよび低分子化合物についても、設定されたマイルストーンフィーおよび上市後の売上高に応じたロイヤルティを受け取ることとなる。
創薬研究のあり方を変えたPDPS
ペプチドリームは過去6年間、多くの世界的製薬企業との間で創薬共同研究開発契約を結び、戦略的共同研究開発を行ってきた。さらに、米国のBristol-Myers-Squibb社およびスイスのNOVARTIS社に対しては、PDPSの非独占的なライセンス許諾を実施している。
同社は、今回のリリー社に対する非独占的ライセンス許諾について、いかにPDPSが創薬研究のあり方そのものを変えてきたかを如実に示しているとしている。

米国リリー社に対して、PDPSの非独占的技術ライセンス許諾を行うことに合意しました - ペプチドリーム株式会社
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