製薬業界ニュース
2025年05月18日(日)
 製薬業界ニュース

JT 抗HIV薬の製造販売承認を申請

新着ニュース30件






























JT 抗HIV薬の製造販売承認を申請

このエントリーをはてなブックマークに追加
鳥居薬品が販売
日本たばこ産業株式会社(以下、JT)は、抗HIV薬「エルビテグラビル/コビシスタット/エムトリシタビン/テノホビル アラフェナミドフマル酸塩(E/C/F/TAF)配合錠」の国内での製造販売承認申請を2016年3月4日に行った。

抗HIV薬
同配合錠は、鳥居薬品株式会社(以下、鳥居薬品)が抗HIV薬として2013年に発売した「スタリビルド(R)配合錠」の有効成分、テノホビル ジソプロキシルフマル酸塩(TDF)をテノホビル アラフェナミドフマル酸塩(TAF)に置き換えたもの。

JTと鳥居薬品は日本国内での販売権に関する契約を2015年3月に締結しており、JTの製造販売承認取得後は、鳥居薬品が同配合錠を販売する。

TAFの効果
JTは同配合錠の有効成分、エルビテグラビルを創製し、ギリアド・サイエンシズ社(以下、ギリアド社)に日本を除く全世界での独占的開発・商業化を2005年に導出した。

TAFはギリアド社が創製したテノホビルの新規プロドラッグで、HIVの逆転写酵素阻害作用を示す。これまで、TDFがテノホビルのプロドラッグとして使用されているが、腎臓や骨に対する影響が懸念されていた。

TAFは、TDFの投与量の10分の1以下で同等の抗ウイルス効果を示すことが臨床試験で明らかになり、腎臓や骨への影響も軽減された。2015年11月、TAFは国内で希少疾病用医薬品に指定された。

ギリアド社は、2015年11月、米国と欧州で同配合錠の承認を取得し、製品名Genvoya(R)で販売している。現在、米国保健福祉省の「成人および青少年HIV-1感染者における抗レトロウイルス薬の使用に関するガイドライン」で、抗HIV薬の投与による治療経験のない患者への使用が推奨されている。


外部リンク

日本たばこ産業株式会社・鳥居薬品株式会社 プレスリリース
https://www.jti.co.jp/


Amazon.co.jp : 抗HIV薬 に関連する商品
  • アステラス製薬、テレビCM「明日は変えられる。~過活動膀胱篇~」の放映を開始(3月20日)
  • 大正製薬、乗り物酔い止め薬「センパア」シリーズをリニューアル(3月20日)
  • リアルテックファンド、独自技術により高純度の単結晶を開発する研究所に出資を実施(3月18日)
  • 久光製薬、水虫・たむし治療薬「ブテナロック(R)Vα クリーム 18g、液 18mL」をリニューアル発売(3月17日)
  • アンジェス、米国でDNAワクチンに関する特許を取得(3月17日)
  • Yahoo!ブックマーク  Googleブックマーク  はてなブックマーク  POOKMARKに登録  livedoorClip  del.icio.us  newsing  FC2  Technorati  ニフティクリップ  iza  Choix  Flog  Buzzurl  Twitter  GoogleBuzz
    -->