新固形剤棟を稼働開始
2016年3月2日、協和発酵キリン株式会社(以下「協和発酵キリン」)は、協和発酵麒麟(中国)製薬有限公司の工場敷地内に新固形剤棟を竣工し、2016年3月から商業生産の稼働を開始することを発表した。
協和発酵麒麟(中国)製薬有限公司は、中国における医療用医薬品の開発、製造および販売しており、中国上海に拠点をもつ、協和発酵キリンの100%出資子会社である。
協和発酵キリンは、中国における安定的な成長へ向けた事業基盤の再構築を進めており、今回の中国上海における新固形剤棟の稼働開始はその一環となる。新固形剤棟では、中国向け固形剤の輸入分包装の生産を開始し、将来的にはレグパラ錠の製造を予定している。
レグパラ錠
「レグパラ錠(以下、「レグパラ」)」は、副甲状腺のカルシウム受容体に作用することにより、副甲状腺ホルモン(PTH)の分泌を抑制する薬剤であり、日本で2008年1月に維持透析下の二次性副甲状腺機能亢進症治療剤として発売された。
また、2014年2月には「副甲状腺癌における高カルシウム血症、副甲状腺摘出術不能又は術後再発の原発性副甲状腺機能亢進症における高カルシウム血症」の効能・効果および用法・用量追加の承認を取得し、2015年6月16日には、低用量規格として「レグパラ錠12.5mg」を発売開始している。
(画像はニュースリリースより)

協和発酵キリン株式会社 ニュースリリース
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