世界90ヵ国以上で承認されている
Meiji Seika ファルマ株式会社は、2月25日、うつ病治療薬「リフレックス錠(一般名:ミルタザピン)」について、従来規格の15mg錠に加え、新規格として30mg錠の製造販売承認を取得したと発表した。
同剤は、1994年にオランダで発売されて以来、世界90ヵ国以上で承認されているうつ病治療薬。
服用開始1週目から速やかに改善
「リフレックス錠」は、かつて存在した製薬企業N.V.オルガノン社が創製したうつ病治療薬。再取り込阻害剤とは異なる特徴的な作用メカニズムを持ち、『ノルアドレナリン作動性・特異的セロトニン作動性抗うつ薬(NaSSA)』というカテゴリーに分類されている。
同剤は、1日1回就寝前服用の簡便な用法でありながら、うつ病・うつ状態にある患者の不眠や不安・焦燥感といった症状を、服用開始1週目から速やかにしっかりと改善する。効果の早期発現と優れた有効性を合わせ持つ薬剤として、高い評価を獲得している。
中枢神経系域の治療に貢献
今回製造販売承認を取得した「リフレックス錠」30mg錠は、30mg、そして45mgを服薬する患者の服薬利便性を高める目的で、開発されている。
うつ病の治療には、抗うつ剤の十分量と十分期間の服用が必要となる。30mg錠は、初期用量15mgから錠数を変えずに増量したいという医療現場のニーズに応えるべく、新規格として追加されることになったという。Meiji Seika ファルマは、重点領域のひとつである中枢神経系域における治療とその発展に、引き続き貢献するとしている。

うつ病治療薬「リフレックス錠」30mg(新規格)製造販売承認取得のお知らせ - Meiji Seika ファルマ株式会社
http://www.meiji-seika-pharma.co.jp/pressrelease/