製薬業界ニュース
2025年05月18日(日)
 製薬業界ニュース

富士フイルム 膵臓がんなどの固形がんを対象に抗がん剤「FF-10502」の臨床第I相試験を開始

新着ニュース30件






























富士フイルム 膵臓がんなどの固形がんを対象に抗がん剤「FF-10502」の臨床第I相試験を開始

このエントリーをはてなブックマークに追加
抗がん剤「FF-10502」
富士フイルム株式会社(以下、富士フイルム)は、2016年2月18日、抗がん剤「FF-10502」について、膵臓がんなどの固形がんを対象とした臨床第I相試験を米国で開始したことを明らかにした。

抗がん剤「FF-10502」
化学構造が独特な「FF-10502」は合成に多くのプロセスを要するため、コスト面から実用化が難しかった。この課題に対して、富士フイルムは化学合成力・設計力を駆使して同剤のプロセスの効率化に成功した。

抗がん剤としては、がん細胞の核内でDNAの合成を阻害し、増殖を抑制する働きをもつ。膵臓がんのマウスモデルでは既存薬剤より腫瘍組織への効果が顕著で、安全性も実証された上に、他の固形がん、肺がんや卵巣がん、膀胱がんについても患者由来の細胞による実験で有効とわかった。

世界トップレベルのがんセンター
臨床試験を実施する米国のテキサス州立大学MDアンダーソンがんセンターは世界トップレベルの総合がんセンターで、スタッフは約2万人、治験参加患者数は年間1万人を超える。治験実施機能も世界最大級で、迅速な臨床試験、早期の承認取得を期待できる。

富士フイルムは2014年8月、同センターで抗がん剤「FF-10501」について、再発・難治性の血液がん患者を対象とした臨床第I相試験を開始した他、肺がんなどの固形がん患者を対象とする抗がん剤「FF-21101」の第I相試験を実施中である。


外部リンク

富士フイルム株式会社 ニュースリリース
http://www.fujifilm.co.jp/


Amazon.co.jp : 抗がん剤「FF-10502」 に関連する商品
  • アステラス製薬、テレビCM「明日は変えられる。~過活動膀胱篇~」の放映を開始(3月20日)
  • 大正製薬、乗り物酔い止め薬「センパア」シリーズをリニューアル(3月20日)
  • リアルテックファンド、独自技術により高純度の単結晶を開発する研究所に出資を実施(3月18日)
  • 久光製薬、水虫・たむし治療薬「ブテナロック(R)Vα クリーム 18g、液 18mL」をリニューアル発売(3月17日)
  • アンジェス、米国でDNAワクチンに関する特許を取得(3月17日)
  • Yahoo!ブックマーク  Googleブックマーク  はてなブックマーク  POOKMARKに登録  livedoorClip  del.icio.us  newsing  FC2  Technorati  ニフティクリップ  iza  Choix  Flog  Buzzurl  Twitter  GoogleBuzz
    -->