ミシガン大学およびイーライ・リリーとの共同開研究契約を締結
2016年2月11日、アストラゼネカ株式会社は、同社のグローバルバイオ医薬品研究開発部門であるメディミューンとともに慢性腎臓病の新規治療薬開発を目指し、RPC2コンソーシアムに参画することを明らかにした。
同コンソーシアム(Renal Precompetitive Consortium)は腎臓領域における競合他社との初期段階研究を目的としており、同社はミシガン大学およびイーライ・リリーとの共同開研究契約を締結した。
このコンソーシアムにおいては、ミシガン大学による広範な臨床および分子データと、製薬産業の研究開発における専門知識・技能を組み合わせていくという。
1000人超の患者情報などを含む腎臓データベースを活用
ミシガン大学のMatthias Kretzler教授は、1000人超の患者や複数のCKD動物モデルの情報を含む腎臓データベースを確立してきた。
コンソーシアムではこのデータベースを活用して、慢性腎臓病を増悪させる主要な分子メカニズムを探索し、治療薬の新たな標的となり得るターゲットを同定する予定だ。

アストラゼネカ株式会社 プレスリリース
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