日本法人は1987年から活動
ジェンザイム・ジャパン株式会社(以下、ジェンザイム)は、2016年2月16日、サノフィ株式会社(以下、サノフィ)によるジェンザイムの吸収合併に向けた準備を始めることを決定し、7月1日を合併効力発生日とする予定であると2016年2月16日に発表した。
ジェンザイム・コーポレーションの日本法人として1987年に設立されたジェンザイムは、他社と提携せずに単独での医療用医薬品の開発・販売を実現した、初の海外バイオ企業日本法人である。
現在、販売しているのは希少疾病用医薬品で、ライソゾーム病のゴーシェ病、ファブリー病、ムコ多糖症I型、ムコ多糖症II型、糖原病II型(ポンペ病)の6つの治療薬、内分泌領域の2製品の合わせて8製品となる。
製品の製造販売承認はサノフィに移行
同社は2011年にサノフィ・グループに加わり、2016年1月から希少疾患領域、オンコロジー領域、免疫・炎症領域のスペシャルティケアのユニット「サノフィジェンザイムビジネスユニット」に取り組んでいる。合併後、ジェンザイムの活動はサノフィ株式会社サノフィジェンザイムビジネスユニットとして行う。
「ファブラザイム点滴静注用5mg」や「サデルガカプセル100mg」、「マイオザイム点滴静注用50mg」などの製造販売承認はジェンザイムから承継され、サノフィが保有する予定となる。
サノフィは、完全子会社のジェンザイムとの合併によるシナジー効果を最大化するため、経営資源をサノフィ・ジャパングループ内で有効に配分し、法人体制を最適化する方針である。

ジェンザイム・ジャパン株式会社 プレスリリース
http://www.genzyme.co.jp/