日本新薬のアレルギー性鼻炎治療剤、韓国導出先の柳英製薬が発売

日本新薬株式会社は、2月1日、粉末噴霧式アレルギー性鼻炎治療剤「エリザス点鼻粉末200μg70噴霧用」が韓国において発売されたと発表した。

同剤は、韓国向け規格として同社が開発した薬剤。韓国での発売は、同剤導出先である同国の柳英製薬株式会社が行う。

「エリザス」は、1日1回投与型の粉末鼻噴霧用ステロイド薬。デキサメタゾンシペシル酸エステルが有効成分である製剤を、35日間分噴霧器に充填した、定量噴霧式の点鼻粉末剤となっている。くしゃみ・鼻汁・鼻閉といったアレルギー性鼻炎の症状を改善する。

今回韓国において発売された「エリザス点鼻粉末200μg70噴霧用」は、2012年6月より日本新薬が日本国内にて販売中のアレルギー性鼻炎治療剤「エリザス点鼻粉末200μg28噴霧用」の別規格品にあたる。防腐剤を含まない粉末製剤であるため、噴霧後の刺激が少なく、液だれがないことが特徴だ。

「エリザス点鼻粉末200μg70噴霧用」の韓国における販売を行う柳英製薬は、1981年12月設立の製薬企業。ソウル市に本社を置いて医薬品の開発・販売を展開しており、2015年の売上高は971億韓国ウォンを誇る。

日本新薬にとって「エリザス点鼻粉末200μg70噴霧用」は、韓国において初めて販売する粉末鼻噴霧用ステロイド薬となる。同剤発売により同社は、韓国におけるアレルギー性鼻炎治療に貢献できるものと期待しているという。




開発したアレルギー性鼻炎治療剤が、導出先の韓国、柳英（ユ・ヨン）製薬から発売されました - 日本新薬株式会社
http://www.nippon-shinyaku.co.jp/company