1月25日に吸収合併を発表
ムンディファーマ株式会社は、1月25日、スペクトラム・ファーマシューティカルズ合同会社(以下「スペクトラム」)を吸収合併したと発表した。
今回の吸収合併により、スペクトラムが保有している「ゼヴァリン」製品の製造販売承認は、ムンディファーマへ承継される。
リンパ腫の治療薬
「ゼヴァリン」は、専門医により処方される処方薬。日本国内においては、再発または難治性の低悪性度B細胞性非ホジキンリンパ腫、およびマントル細胞リンパ腫の治療に使用されている。
同剤は、「ゼヴァリンインジウム(111In)静注用セット」と「ゼヴァリンイットリウム(90Y)静注用セット」から成り、診断用薬剤である前者を投与し適格性を判断した上で、治療用薬剤である後者が投与される。
同剤を承認している国や地域は、ヨーロッパやラテンアメリカ諸国、アジア地域など、40ヶ国以上に及ぶ。
日本の患者のQOL向上に貢献
ムンディファーマは、「コンシューマーヘルスケア」「がん」「疼痛」の3領域において、日本の患者のQOL向上に貢献している企業。
同社は、2015年11月16日付でスペクトラムを買収後完全子会社化していた。今回吸収合併することで、「ゼヴァリン」製品を承継し、同製品を必要とする日本の患者の治療アクセス向上を目指すとしている。

スペクトラム・ファーマシューティカルズ合同会社の合併とゼヴァリン製品の承継に関するお知らせ - ムンディファーマ株式会社
http://mundipharma.co.jp/topics/349/