DOL社が開発した糖尿病治療用のバイオ人工膵島
2014年10月10日、株式会社大塚製薬工場は糖尿病治療用のバイオ人工膵島「DIABECELL(ディアベセル)」に関して、日米での独占的な開発・製造・販売権におけるライセンス契約を締結したと発表した。
ライセンス契約の締結先は開発元のDiatranz Otsuka Limited(DOL社)であり、この契約をもって大塚製薬工場は契約一時金と開発の進捗に応じたマイルストーンをDOL社に支払うこととなる。また、日本・米国における「ディアベセル」の開発販売費用を全て負担する。
新たな糖尿病治療の選択肢として開発・事業化を目指す
「ディアベセル」はブタの膵島細胞をカプセルに閉じ込めたカプセル化ブタ膵島細胞であり、人移植用に無菌状態で製造されたものである。糖尿病患者の腹腔内に移植することでインスリン分泌を補充することができる。
「ディアベセル」を日本・米国において研究開発・事業化することで、大塚製薬工場は新たな糖尿病治療の選択肢を提供できるよう努めていくとしている。

糖尿病治療用のバイオ人工膵島「DIABECELL(ディアベセル)」に関するライセンス契約締結のお知らせ
http://www.otsuka.com/jp/hd_release/release/