「2014年度 グッドデザイン賞」受賞
アボットバスキュラージャパン株式会社は、同社の冠動脈疾患治療薬剤溶出ステント「XIENCE」シリーズが、「2014年度 グッドデザイン賞」を受賞したと発表した。
「XIENCE」シリーズは、2010年より国内の実臨床で利用されている冠動脈疾患用薬剤溶出ステント。国内外において広く市場をリードしている。
(画像はプレスリリースより)
血管を内側から支え続ける
心臓病は、脂肪成分等の動脈硬化性物質が血管内で蓄積されることにより、酸素を豊富に含む血液の共有が不足し、発症する。この状態に対処すべく、血流を確保するため挿入されるのが、ステントだ。
ステントは金属性の網状チューブでできており、血管の狭くなった部位まで挿入される。狭窄した血管を拡げて血流を回復させ、血管を内側から支え続けることで血流を確保する。
アボットのXIENCE薬剤溶出ステントは、血管の長軸方向に曲げやすい波形リンク、そして周方向には平行のジグザグデザインを施すことにより、屈曲した心臓の血管に留置するための柔軟性と、病変を押し広げる強さを両立させている。このことが、受賞の要因となった。
高い信頼感を得る「XIENCE」シリーズ
グッドデザイン賞は、「人間のために、高い倫理性を踏まえ、ものごとの本質を見据えたうえで、魅力的な創造活動をおこなう」という理念を持つ。狭心症を治療するための医療機器として高い信頼感を得ている同社の「XIENCE」シリーズは、この点で高い評価を獲得したという。

アボットの冠動脈疾患治療 薬剤溶出ステント「XIENCE」シリーズが、「2014年度 グッドデザイン賞」を受賞 - プレスリリース
http://www.abbott.co.jp/press/