アストラゼネカが2型糖尿病に関するグローバル研究を開始
大阪市北区に本社を置くアストラゼネカは2型糖尿病に関してグローバル規模の長期コホート研究である「J-DISCOVER」を開始したことを、2014年9月30日に発表しました。この研究では単剤の治療ではコントロールが不十分である2型糖尿病患者に対して2剤目の治療を行った際の疾患管理パターンと臨床経過を観察しています。
当研究の概要について
この研究では2剤目の経口または非経口治療薬を用いた治療を検討している患者の協力の下、日本全国にいるおよそ100施設に所属する一般内科医や糖尿病専門医から2,000症例のデータを収集することを目標をしています。
今回の研究では患者が使用している薬剤を特定せずに、幅広くデータを収集し、糖尿病治療薬全体と薬剤の種類ごとに血糖値、体重、血圧、血清脂質などの推移や変化量を観察することにしています。こうしたデータだけではなく、患者の合併症の有無、日常生活の質、運動レベルや食習慣なども調査を行うことで幅広い実態調査を目指しています。
この研究はグローバル規模で行われる予定で2014年年末から世界31カ国で実施される予定ですが、日本では先行して今年の9月から開始しています。

アストラゼネカ プレスリリース
http://www.astrazeneca.co.jp/