シスメックスが全自動血液凝固測定装置を発売
兵庫県神戸市に本社を置くシスメックス株式会社は血液凝固検査の分野においては同社の新モデルとなる「全自動血液凝固測定装置 CS-2400/2500」を発売することを2014年9月29日に発表しました。
(画像はプレスリリースより)
血液凝固検査と同装置の特徴とは
元来から血液凝固検査の主たる目的は血友病などに代表される「出血性疾患」の有無について調べることにありました。しかしながら、最近では食生活に代表される生活習慣の変化や高齢化を原因とする様々な血管に関わる疾病が増加。それに伴って脳梗塞や心筋梗塞といった「血栓性疾患」の増加が指摘されています。そして血栓性の疾患の治療には、食生活の是正だけではなく抗凝固薬や抗血小板薬によるコントロールが必要です。
そのため血液凝固測定装置を用いることで、血栓傾向の有無を診断し、治療モニタリングに対して質の高い検査を結果を提供することが期待されています。これによってどのような薬剤を投与すれば良いかなどの適切な治療方針の策定にも役立つのです。
今回の新製品は凝固法など4つの原理をマルチチャネルによってランダムに測定することができるなど、様々な特徴を有した同社の最上位モデルとなっています。

シスメックス プレスリリース
http://www.sysmex.co.jp/news/press/