武田薬品工業が自己免疫疾患治療薬に関してアメリカ企業と契約締結
大阪市中央区に本社を置く武田薬品工業株式会社は、アメリカメリーランド州のMacroGenics, Inc,社との間で、4つの新薬候補物質について開発及び販売における契約を締結したことを2014年9月30日に発表しました。MacroGenics社はバイオ医薬品企業で、モノクローナル抗体を基礎とした革新的な治療法の発見及び開発に力を注いでいます。
今回の契約の内容と背景とは
今回の契約によって、武田薬品はこれら4つの新薬候補物質について全世界における独占的権利を獲得するためのオプション権を獲得。また、MacroGenics社の費用も含めて、今回のプログラムにかかる全ての研究開発活動関連費用を負担します。
MacroGenics社としてはプログラムの開始から、前臨床、臨床、販売など各段階毎にマイルストンという形で金銭を受領し、その合計金額は最大でおよそ4億米ドルに。さらにこれらの物質が新薬として上市された後はMacroGenics社は全世界での売り上げに応じ、2桁の料率で計算されたロイヤリティを受領します。
今回の契約に基づいてそれぞれの新薬候補物質ごとに研究が開始されますが、両者が共同で選定した2つの分子を標的とし、MacroGenics社が有するDARTR技術が活用される予定です。

武田薬品工業 ニュースリリース
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