小型ながらも高機能・高性能は継承
シスメックス株式会社は、免疫血清検査の小型検査装置「全自動免疫測定装置 HISCL-800」を発売する。
同装置は、同社が販売してきた「HISCLシリーズ」から、小型ながらも高機能・高性能というポイントを継承したもの。小型の装置をラインアップすることで、ユーザーのより多様なニーズに対応するという。
(画像はプレスリリースより)
「HISCLシリーズ」の新鋭機
同社は2007年、化学発光酵素免疫測定法(CLEIA)を採用した「全自動免疫測定装置 HISCL-2000i」を発売した。2012年には、「HISCL-2000i」から同時測定項目数や処理能力、ユーザビリティを向上させた「全自動免疫測定装置 HISCL-5000」を発売している。
また新たな測定項目として、肝線維化マーカー試薬(HISCL M2BPGi試薬)やアトピー性皮膚炎マーカー試薬(HISCL TARC試薬)など、同社独自項目の試薬製品ラインアップも充実。日本市場を中心にして、「HISCLシリーズ」の導入を推進している。
今回発売される「HISCL-800」は、そんな「HISCLシリーズ」の新鋭機にあたる。
医療機関のさまざまなニーズに対応
「HISCL-800」は、装置の横幅が「HISCL-5000」と比較して約60%に縮小されるなど、省スペース化を実現している。しかし、「HISCLシリーズ」の特長である「微量サンプル」「高感度」「17分の迅速測定」「高い操作性」は継承し、最大24項目の同時測定も可能だ。
高機能・高性能と省スペース化を兼ね備えた「HISCL-800」は、通常の検査のみならず、緊急検査や特定項目の検査など医療機関のさまざまなニーズに対応としている。

免疫血清検査の小型検査装置「全自動免疫測定装置 HISCL-800」を発売 - シスメックス株式会社
http://www.sysmex.co.jp/news/press