12カ国をまとめる拠点の本部を上海に
2014年9月25日、サノフィはアジア太平洋地域初のバイオ医薬品、希少疾患、ワクチン、および動物用医薬品の開発力を完全に統合する総合研究開発拠点を設立したと発表した。
拠点は上海に置かれ、アジア太平洋地域12カ国をまとめる拠点の本部となる。サノフィ内外のパートナーとの相乗効果を最大限に高めることでアジア太平洋地域でのイノベーションを加速することをその主な役割とする。
設立式典には、サノフィCEOのクリス・ヴィーバッハー氏をはじめ200名以上が参加した。
The GPCR Institute、ZAI Labとのパートナーシップも
同日、同社は生体の細胞や器官系を制御する作動物質などの研究ネットワーク「The GPCR Institute」および、中国の革新的バイオテクノロジー企業「ZAI Lab」とのパートナーシップも明らかにした。
このパートナーシップはアジア太平洋地域の優れた研究開発コミュニティと同社の関係を深める目的で締結されたもの。内容はアジア太平洋地域全般で急激に増加しつつある糖尿病と慢性呼吸疾患にそれぞれ特化したもので、主に中国国内で展開されていくという。

サノフィ プレスリリース:アジア太平洋地域の統合研究開発拠点を設立 地域のイノベーション力を最大に
http://www.sanofi.co.jp/l/jp/ja/index.jsp