国内における効能追加承認を取得
第一三共株式会社は、同社創製の抗凝固剤「リクシアナ錠15mg、同錠30mg」について、国内における効能追加承認を取得したと発表した。
今回同剤は、「非弁膜症性心房細動患者における虚血性脳卒中及び全身性塞栓症の発症抑制」および「静脈血栓塞栓症(深部静脈血栓症及び肺血栓塞栓症)の治療及び再発抑制」の適応症で、追加承認を取得している。
国際共同第3相試験の結果に基づいて申請
「リクシアナ錠」は、同社が創製した経口FXa阻害剤。血管内で血液凝固に関与するFXa(活性化血液凝固第X因子)を、選択的・可逆的かつ直接的に阻害する。国内では「下肢整形外科手術施行患者における静脈血栓塞栓症の発症抑制」の適応で、2011年7月より既に販売されている。
今回追加承認が申請された適応症は、「非弁膜症性心房細動患者における虚血性脳卒中及び全身性塞栓症の発症抑制」と「静脈血栓塞栓症(深部静脈血栓症及び肺血栓塞栓症)の治療及び再発抑制」。申請は、2013年12月に国際共同第3相試験の結果に基づいて行われている。
「リクシアナ錠60mg」の剤形追加承認も取得
なお同社は、今回の効能追加承認取得と同時に、「リクシアナ錠60mg」の剤形追加承認も取得したと発表した。
同社は、「リクシアナ錠」の適応拡大により。更に多くの患者や医療関係者のニーズに応え、新たな選択肢を提供することで、医療に貢献するとしている。

国内における抗凝固剤「リクシアナ錠15mg、同錠30mg」の効能追加承認取得のお知らせ - 第一三共株式会社
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