ジーラスタの製造販売承認を取得
協和発酵キリン株式会社は、持続型G-CSF製剤である「ジーラスタ(R)皮下注3.6mg」の国内医薬品製造販売承認を取得したことを2014年9月26日に発表しました。この薬剤の一般名はペグフィルグラスチム(遺伝子組み換え)です。
ジーラスタとは
ジーラスタはがんの化学療法における発熱性好中球減少症を対象とした薬剤。G-CSFの一つであるフィルグラスチムをペグ化したものです。ジーラスタはがん化学療法において1サイクルに1回投与するだけで、フィルグラスチムを連日投与するのと変わらない効果を発揮することができます。そのため、患者の投薬に関する負担を軽減し、外来による化学療法後の通院に対する負担を軽減することができることとなります。
さらにはジーラスタを好中球減少症の発生前に投与すれば、好中球減少症に伴う感染症の発症リスクを低減させることも可能。このことは、がん化学療法における投与量やスケジュールを遵守することが可能になり、医療上のメリットも期待されるのです。
用法、用量としては、成人の場合がん化学療法剤を投与終了した日の翌日以降に、ペグフィルグラスチム(遺伝子組み換え)として、3.6mgを化学療法1サイクルあたり1回皮下投与するものとします。

協和発酵キリン ニュースリリース
http://www.kyowa-kirin.co.jp/