対象となったのはデング熱、シャーガス病、マラリア
2014年9月19日、「グローバルヘルス技術振興基金」(GHITファンド)はデング熱、シャーガス病、マラリアに対する有望な治療薬およびワクチンの研究開発7件を対象として、約15億2000万円を助成することを明らかにした。
GHITファンドは2013年4月に設立された日本初の官民基金で、政府と製薬会社数社が協力。発展途上国における感染症のための新薬、ワクチン、および診断の研究開発の推進を目的とする。これまで20を超える医薬品開発プロジェクトに対して助成を行ってきており、今回の助成により、助成総額は約33億円に達した。
助成金の内訳はデング熱ワクチンの開発に約3億4502万円、シャーガス病ワクチンの開発に約2億円、マラリアワクチンの開発に約1億7650万円、マラリア治療薬の開発に約8億570万円となっている。
(画像はプレスリリースより)
日本で感染が広がるデング熱には3億4502万
この夏より日本で感染拡大を見せているデング熱については、一般財団法人化学及血清療法研究所がマヒドン大学分子生命科学研究所ワクチン開発センターの協力でワクチンを開発中だ。
GHITファンドはこの開発を助成し、非臨床試験及び関連する試験方法の確立をサポートしていくという。

急増するデング熱、マラリア、シャーガス病の医薬品開発に約15億2000万円を助成
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