再生・細胞医療製品に関する安全性試験サービスなどを販売
タカラバイオは、再生医療及び細胞医療製品に対する安全性を検査するためのウイルス試験受託サービスを、2014年10月1日から開始することを発表しました。このサービスではリアルタイムPCR法を用いて、同社の遺伝子、細胞プロセッシングセンターで提供されます。同社はこの本受託サービスにおいて合わせて利用するウイルス検出試薬の発売も発表しています。
今回の販売の背景とは
今回の販売に至った背景には再生医療や細胞医療におけるウイルス混入という問題があります。なぜならこれらの医療においては、生体材料を原材料としていることから、中間製品や最終製品に対してウイルスが混入してしまうリスクがあるのです。この点厚生労働省はその指針として、ヒト免疫不全ウイルス、C型肝炎ウイルス、ウエストナイルウイルスなど8つのウイルスについて否定試験を必要に応じ実施することを求めています。しかし、多くのウイルスを同時にかつ高感度に検査するのは困難でした。
今回のサービスにおいては、厚生労働省の指針にあるリアルタイムPCR法を用いて検出することができる試薬を用いていることから、高感度で高品質な試験結果を素早く提供することができます。

タカラバイオ ニュースリリース
http://www.takara-bio.co.jp/