喘息患者1,000名を対象に実施
2014年9月12日、MSD株式会社は同社が実施した「花粉症・アレルギー性鼻炎に対する喘息患者さんの意識調査」の結果を発表した。
同調査は2014年7月18日から7月22日にかけ、インターネット上で最近1年以内に受診し、現在も通院している20~69歳の喘息患者1,000名を対象に実施されたもの。
調査の結果、花粉症・アレルギー性鼻炎を合併していると認識している喘息患者のうち約半数が、花粉症や鼻炎によって喘息の症状が悪化する経験があると分かった。また喘息主治医による鼻炎の治療を受けている人ほど喘息治療の満足度が高いことも明らかとなった。
一方で花粉症・アレルギー性鼻炎を主治医に伝えていない喘息患者の割合は16.3%。その理由を尋ねたところ、「医師に相談するほどでもないと思った」との回答が多く見られた。
(画像はニュースリリースより)
相互の関係が深い、喘息と花粉症
同じ気道で発症するために、喘息と花粉症を含むアレルギー性鼻炎は同じアレルギー性の炎症が根底に存在しており、相互関係が深い。
同社によれば、喘息患者のうち鼻炎を合併している患者の割合は67.3%で、鼻炎によって喘息が悪化したとの調査報告もあるという。

MSD株式会社 花粉症・アレルギー性鼻炎に対する喘息患者さんの意識調査を実施
http://www.msd.co.jp/newsroom/msd-archive/2014/