はっきりした原因分からず
生理前の身体的、精神的な不調に悩む女性は多い。月経前症候群(Premenstrual Syndrome、以下、PMS)と言われる症状で、一説によると、排卵後に訪れる「黄体期」に分泌される女性ホルモン「エストロゲン」と「プロゲステロン」の急激な変動が関わっているとされるが、はっきりとした原因は分かっていない。
こうした症状に対し、日本で初めて効能を取得した西洋ハーブ・ダイレクトOTC医薬品「プレフェミン」(要指導医薬品)(30錠)を、ゼリア新薬が発売した。
女性の約70~80%が経験
PMSは「月経開始の3~10日位前から始まる精神的、身体的症状で、月経開始とともに減退ないし消失するもの」と日本産科婦人科学会が定義している。
女性の約70~80%が、乳房のはりや痛み、肌あれ、にきび、下腹部のはり、疲労や倦怠感、頭痛など様々な身体的症状に加え、イライラ、怒りっぽい、情緒不安定、憂うつ、落ち着かない、緊張感などの精神的症状を経験している。
ゼリア新薬のプレフェミンは、軽症から中等の症状が出るPMSに対し、生活改善などの療法と並行して使用することで、生活の質の改善が期待される。
欧州では、PMSの諸症状緩和などに対し、西洋ハーブ・チェストベリーが伝統的に使用されている。プレフェミンは、チェストベリーの乾燥エキスを有効成分に取り入れた医薬品。有効性、安全性は、複数の臨床試験で確認されている。
プレフェミンは全国の薬局・薬店、ドラッグストアで9月10日に発売となった。ゼリア新薬は、プレフェミンの適切使用を促すため、薬剤師による情報提供を支援し、PMSの啓発活動を広く行っていく考えだ。

ゼリア新薬 プレフェミン
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