Meiji、2014年10月1日より同剤をプロモーション
Meiji Seika ファルマ株式会社と武田薬品工業株式会社は、不眠症治療剤「ロゼレム」に関する日本国内でのコ・プロモーション契約を締結したと発表した。
同剤は、武田薬品が製造・販売している不眠症治療剤。今回締結された契約に基づき、Meijiは、2014年10月1日より同剤のプロモーションを行う。
自然な睡眠をもたらす「ロゼレム」
現在日本では、約二千万人以上が不眠で悩んでいると推定されている。不眠症では、夜間の不眠症状に加え、日中のQOLも大きく低下する。特に、精神疾患を有する患者の場合は、不眠症状を併発する事により、QOLが大きく損なわれていることが多い。精神疾患そのものの治療に加え、患者のQOL改善を目的とした不眠症の治療も求められている。
「ロゼレム」は、武田薬品が創製した、メラトニン受容体アゴニスト。従来の不眠症治療剤とは作用機序が異なり、脳内で睡眠・覚醒のサイクルを司るメラトニンMT1/MT2受容体へ特異的に作用する。そのため、睡眠覚醒リズムを調節し、自然な睡眠をもたらすため、日中のQOL等への好影響が期待されている。
より多くの医療関係者に有用性が伝えられる
「ロゼレム」は、日本国内においては2010年7月より武田薬品が製造・販売してきた。今回Meijiと武田薬品が締結した契約に基づき、同剤は2014年10月1日よりMeijiがプロモーションを行うことになる。武田薬品は、精神科を含む全ての診療科へのプロモーションを、継続して行う。
武田薬品側は、精神科領域でのプレゼンスが高いMeijiとのコ・プロモーションにより、より多くの医療関係者に同剤の有用性が伝えられると期待している。

Meiji Seika ファルマと武田薬品との不眠症治療剤「ロゼレム」に関する国内コ・プロモーション契約の締結について - プレスリリース
http://www.takeda.co.jp/news/files/20140905_jp.pdf