去勢抵抗性前立腺癌が適応
ヤンセンファーマ株式会社とアストラゼネカ株式会社は、経口前立腺癌治療剤「ザイティガ錠 250mg」を発売した。
「ザイティガ錠」は、去勢抵抗性前立腺癌を適応とする治療剤。
(画像はプレスリリースより)
罹患数が近年急増している前立腺癌
日本において前立腺癌は、罹患数が近年急増。2020年には癌の中で罹患数が最多となると予想され、治療選択肢の充実が重要となっている。
前立腺癌の治療においては、前立腺癌の増殖を刺激するホルモンであるアンドロゲンを除去する内分泌療法が、広く行われている。しかし、内分泌療法による去勢状態であっても、いずれ病勢の進行や再発が認められ、去勢抵抗性前立腺癌となる。精巣以外の臓器でも微量のアンドロゲンが生成されるためだ。
アンドロゲンの生合成自体を抑制
「ザイティガ錠」は、この去勢抵抗性前立腺癌を適応とする。アンドロゲンの生合成に必要な酵素であるCYP17を選択的に阻害し、アンドロゲンの生合成自体を抑制する。
アストラゼネカとヤンセンは、2013年10月、日本国内における「ザイティガ錠」のコ・プロモーション契約を締結。今後も両社は医療機関への情報提供活動を行う。

前立腺癌治療剤「ザイティガ錠250mg」新発売のお知らせ - プレスリリース
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