13~50歳の女性1,800人を対象に調査
2014年8月29日、MSD株式会社は同社が実施した子宮頸がんに関する認知調査の結果を発表した。
同調査は2014年7月14日から17日にかけ、全国の13~50歳女性1,800人を対象にインターネット上で実施されたものだ。これによると、「子宮頸がん」を知っていると回答した1,517名のうち「検診で早期発見は可能だが、手術や放射線治療が必要になる」、「子宮頸がんの発症年齢と出産年齢のピークが重なっている」、「子宮頸がんは女性83人に1人が発症する」などの実態について、60~85%が認知していないことが分かった。
また、子宮頸部を一部切除する手術(円錐切除)による流産/早産、低出生体重のリスクや、広汎子宮全摘術による排尿/排便障害、リンパ浮腫の症状といった、治療がもたらす身体的または精神的負担の可能性については、約70~80%が「知らない/聞いたことがない」と回答した。
(画像はニュースリリースより)
「深刻な病気」であることは約70%が認識
一方で子宮頸がんについて約70%の対象者が「深刻な病気」であり「この病気から自分を守りたいと思う」と回答。
特に高校生では、「子宮頸がんは検診とワクチンで予防できると思う」について、「非常にそう思う」、「そう思う」との回答が55%と半数を超え、他の年代や子宮頸がん罹患率の高い20~30代と比べて有意に高かった。
彼女たちは2010年11月からの国による「子宮頸がん等ワクチン接種緊急促進事業」や2013年4月からの定期接種の対象者となっている。

MSD株式会社 子宮頸がんに関する認知調査を実施
http://www.msd.co.jp/newsroom/msd-archive/