調剤薬局からはじまる健康意識
高知県では、薬局で気軽に医薬品や健康の相談を行える拠点として、「高知家健康づくり支援薬局」の認定制度が開始される。1回目の交付は、9月7日。
高知県民が地域にある調剤薬局で気軽に健康相談や医薬品の相談を行い、健康づくりに取り組みやすい環境を目指す。
高血圧の相談をはじめ、禁煙相談、検診の受診推奨、イベントを通じての健康相談など、病院で受診をしなくても、調剤薬局の薬剤師に健康相談ができる。
県民の相談に対応する薬剤師へ
「高知家健康づくり支援薬局」に認定には、勤務している薬剤師が、県が定める研修を受講し、「高知家の薬剤師」の認定が必要。
研修の中には、高血圧、たばこ、認知症、在宅医療などがあり、健康志向が高まる県民にとって、興味深いものである。
「高知家健康づくり支援薬局」は、薬局内に表札が掲げられ、「高知家の薬剤師」は、ピンバッジが交付される。バッジをつけた「高知家の薬剤師」の1名以上勤務していることが、「高知家健康づくり支援薬局」の条件となる。
薬剤師の新しい在り方
「高知家健康づくり支援薬局」は、県が高知県薬剤師会に委託し実地。「高知家の薬剤師」は、1度研修を受ければ終わりではなく、継続的に対象研修を受講する必要がある。研修を受けることで、薬剤師の質を高め、県民の相談に対応する。
今後、薬剤師の仕事は、薬を調剤するだけではなく、患者の相談にのれる薬剤師が必要となる。薬剤師の新しい在り方だ。

高知県ホームページ
https://www.pref.kochi.lg.jp/高知県薬剤師会
http://www.kochi-kenyaku.or.jp/