投与終了と経過状況を連絡
株式会社デ・ウエスタン・セラピテクス研究所は、同社が創製した抗血小板剤「K-134」について、ライセンスアウト先である興和株式会社からの国内後期第2相臨床試験の状況について連絡を受けたと発表した。
興和株式会社は、同試験において被験者への投与が終了した旨および経過状況を、デ・ウエスタン・セラピテクス研究所に連絡。試験において主要評価項目は達成できなかったという。
有効性は示唆されたものの、主要評価項目は達成できず
興和株式会社は平成23年12月より、閉塞性動脈硬化症を伴う間歇性跛行患者様を対象として、「K-134」の国内後期第2相臨床試験を実施している。
同試験では、用量設定試験(二重盲検試験)部分の開鍵が行われた。結果、同剤投与による有効性は示唆されたものの、主要評価項目が達成できなかったとしている。
第3相試験への移行は困難と判断
同試験の長期投与試験(オープン試験)部分については 規定の投与を終了したが、被験者の観察終了及びデータロックにはまだ至っていない。今後の開発方針は、データロックおよび解析が完了したのち、試験結果を基にして興和株式会社において検討される。
デ・ウエスタン・セラピテクス研究所は、この連絡を受け、予定していた「K-134」の第3相試験への移行が困難と判断している。

抗血小板剤「K-134」の国内後期第2相臨床試験の状況について - プレスリリース
http://pdf.irpocket.com/C4576/h8MH/nx3E/BoqF.pdf