クラウド型お薬手帳
栃木県薬剤師会は、厚生労働省の「薬局・薬剤師を活用した健康情報拠点の推進」の事業予算を利用し、クラウド型「ポケットファーマシー」を導入し、実証事業を開始する。
スマホ・携帯利用の「ポケットファーマシー」の活用性
ポケットファーマシーは、患者が来局時に登録するだけで、クラウドサーバに薬の情報が登録され、スマホ、携帯、パソコンなど、いろいろな端末で情報を共有が可能になり、2回目以降は、薬局が処方箋の情報を入力することで、クラウドサーバに保存される。
紙のお薬手帳は、紛失すると薬の情報がなくなってしまうので、これは便利だ。ポケットファーマシーは、クラウドサーバに情報が保存されるので、データの紛失の心配がない。また、災害時などでもデータを確認できる。
今後の本格的な導入
栃木県には、約800の薬局があり、その内の50薬局を今回の実証事業の対象とする。
薬局側は、ポケットファーマシーを利用するために、初期投資の他にもサーバ利用のための費用がかかる。しかし、電子お薬手帳を活用することで、患者にとっては、他の薬局とも情報が共有できるので、安全面においても信頼がおける。そのための費用とすれば、薬局にとっても損はない。
今後、栃木県でも電子お薬手帳の本格的な導入を試みる。

栃木県薬剤師会
http://www.tochiyaku.com/ポケットファーマシー
http://pocketpharmacy.co.jp/