単剤療法の効能・効果を追加申請
大塚製薬株式会社とユーシービージャパン株式会社は、「イーケプラ点滴静注500mg」について、てんかんの部分発作に対する単剤療法で国内申請を行ったと発表した。
今回の申請は、国内におけるてんかんの部分発作に対する単剤療法(二次性全般化発作を含む)の効能・効果を追加する、一部変更承認申請。
切望されていた代替投与経路
「イーケプラ」は、2010年に日本で発売され、抗てんかん薬の国内売上市場シェアが現時点で最も高い薬剤。同剤は、100以上の国・地域で承認され、小児から高齢者まで幅広く処方されている。「イーケプラ点滴静注」も、2006年の欧州・米国における承認以降、既に40以上の国・地域で承認されている。
てんかんは、抗てんかん薬の適切な服薬を継続できれば、約7割の患者は発作のない生活を送ることができる。ゆえに、一時的に経口投与ができない場合でも「イーケプラ」の服薬が継続できる、代替投与経路としての注射剤の開発は、切望されていた。
経口薬は本年3月に適応追加を申請
「イーケプラ点滴静注」は本年7月、同剤の経口薬に加え、てんかんの部分発作の併用療法に対して適応を取得している。
一方、同発作に対する単剤療法に関しては、イーケプラ経口薬が本年3月に適応追加を申請。それに続く形で、今回の「イーケプラ点滴静注」の単剤療法適応追加申請は行われてた。

「イーケプラ点滴静注500mg」単剤療法で国内申請 - プレスリリース
http://www.otsuka.co.jp/company/release/