協同乳業による研究成果発表
協同乳業はビフィズス菌LKM512が、成人型アトピー性皮膚炎の主たる症状であるかゆみとQOLを改善させることを確認したと、2014年8月5日に発表しました。この研究は、医薬品における臨床試験を行う上での実施基準に準拠した形で治験がなされ、この研究内容については米国アレルギー・喘息・免疫学会における学術誌の8月号に掲載されました。
(画像はプレスリリースより)
今回の研究発表の具体的な内容とは
同社が実施した研究は、8つの医療機関に通院している中等症から重症の成人型アトピー性皮膚炎患者44名による協力のもと実施されました。研究の方法としては、ビフィズス菌LKM512生菌粉末をカプセル化したものを摂取してもらい、LKM512摂取群とプラセボ摂取群の両者による二重盲検並行群間比較試験を実施。効果の判断は摂取4週後と8週後にそれぞれ担当医の診断結果及び自己評価で行いました。
結果として、医師の診察についてはビフィズス菌カプセル投与8週目の時点で、プラセボ群と比べてかゆみに関する項目で改善。また、患者のQOLについて有意な改善が認められる結果が報告されたのです。かゆみの改善については、同社ではアトピーモデルマウスでも試験を行いかゆみを示す行動回数が減ったことを発表しています。

協同乳業 プレスリリース
http://www.lkm512.com/