協和発酵キリンによる英国会社の買収
東京都千代田区に本社を置く協和発酵キリンは、同社の英国子会社であるProStrakan Group plcを通じて、英国リーディングに本社をもつ、アルキメデス・ファーマを買収プロセスが完了を2014年8月6日発表した。今回の買収額は2億3,000万ポンドで、今回の買収によって、同日付でアルキメデス・ファーマ社はProStrakan社の100%子会社になった。
今回の買収の対する狙いとは
アルキメデス社はがん患者向けに開発された疼痛管理を目的とした鼻腔用スプレー「ペクフェント」を主力商品として販売している。ProStrakan社はがんの治療薬とそのサポート製品に強みをもつことから、アルキメデス社との合併でProStrakan社の業務を補完することができると判断した。今回の買収にあたっては、現株主であるデンマークの製薬会社であるノボノルディスクの持ち株会社ノボから取得。
ProStrakan社は2011年に協和発酵キリンが買収した会社で、2013年の売上高は1億5,500万ポンドと前年比で2割上昇している。買収資金は手元資金でまかなったとされるが、協和発酵キリンは2014年12月期における同社の連結業績への影響については、詳細が確定次第速やかに発表するとの声明を出している。

協和発酵キリン プレスリリース
http://www.kyowa-kirin.co.jp/