2025年07月27日(日)

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協和発酵キリン、抗FGF23完全ヒト抗体KRN23の欧米第2相臨床試験、開始

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協和発酵キリン、抗FGF23完全ヒト抗体KRN23の欧米第2相臨床試験、開始

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協和発酵キリン、抗FGF23完全ヒト抗体KRN23の欧米第2相臨床試験、開始

　2014年7月26日 19:00　

抗FGF23完全ヒトモノクローナル抗体、KRN23

協和発酵キリン株式会社は、現在開発中の抗体KRN23について、小児X染色体遺伝性低リン血症性くる病（XLH）を対象とした欧米第2相臨床試験を、開始した。

KRN23は、同社が創製した、抗FGF23完全ヒトモノクローナル抗体。同試験では、投与量・投与方法・安全性プロファイルが検討される。

251アミノ酸からなるポリペプチド

FGF23は、線維芽細胞増殖因子23の略称。主として骨組織で産生される251アミノ酸からなるポリペプチドであり、腎臓に作用し、尿細管でのリンの再吸収を阻害する。近年、低リン血症性くる病・腫瘍性骨軟化症・腎不全といった疾患において、FGF23の関与が示唆されている。

KRN23は、協和発酵キリンが創製した、抗FGF23完全ヒトモノクローナル抗体。XLHにおいて過剰に産生されるFGF23へ結合し、その作用を抑制することで、尿細管でのリンの再吸収を増加させ、血中リン濃度を増加させる作用を持つ。

投与量・投与方法・安全性プロファイルを検討

今回開始された欧米第2相臨床試験では、多施設共同オープンランダム化第2相用量設定試験。5～12歳の小児XLH患者30名を対象として、KRN23の投与量・投与方法・安全性プロファイルが検討される。また、骨の健全性及び変形に対するKRN23の臨床的有効性も予備的に評価するという。

同試験は、ウルトラジェニクス・ファーマスーティカルとの協働で行われる。