クリニック・開業医向けに使いやすく改良
協和メデックス株式会社は、株式会社サカエが製造販売元である糖尿病検査用のグリコヘモグロビン分析装置「A1c iGear(アイギア) K」を、7月31日に新発売する。
同分析装置は、2009年6月に発売された「A1c GEAR K」を、クリニック・開業医向けに使いやすく改良したもの。
(画像はプレスリリースより)
採血を指先からでも可能に
グリコヘモグロビン分析装置とは、糖尿病の血液検査項目の一つである「ヘモグロビンA1c」を測定する装置。「ヘモグロビンA1c」は、赤血球の中で体内に酸素を運ぶ役目を持つヘモグロビンと、血液中のブドウ糖が結合したもの。過去1~2か月間における平均血糖状態を反映するため、血糖コントロールの指標となる。
「A1c iGear K」は、迅速・簡便に「ヘモグロビンA1c」を測定する、糖尿病検査装置。採血を指先からでも可能にすることで患者の負担を軽減するとともに、カラー液晶ディスプレイを採用したタッチパネルにより入力操作も簡単になっている。血液などの検体を分析装置にセットして、約6分で分析結果が得られるという迅速さを誇る。また、電子カルテへの測定結果の出力や、オプションを使用すれば検体バーコードにも対応が可能だ。
臨床検査技師等に関する法律の一部改正を受け
同分析装置は、今年4月に実施された臨床検査技師等に関する法律の一部改正を受け、発売される。
4月の改正により、一定の条件を満たせば薬局などでの糖尿病の検査が可能となった。それを受け、クリニック・開業医向けにより使いやすい分析装置を提供すべく、同分析装置は2009年6月に発売された「A1c GEAR K」を改良する形で開発されている。

「A1c iGear K 」新発売のお知らせ「迅速・簡便な糖尿病検査装置を新発売 - プレスリリース
http://www.kyowamx.co.jp/news/nw140722.html