ロシュ、生化学・免疫検査統合型の自動分析装置「コバス 8000」発売

ロシュ・ダイアグノスティックス株式会社は、生化学・免疫検査統合型の自動分析装置「コバス　8000」を、7月14日に発売する。

同装置は、大規模病院及び検査センター向けの自動分析装置。検査室のプロセス改善をさらに追求したシステムになっているという。

（画像はプレスリリースより）

「コバス 8000」は、ラック搬送システム「8000 コア」、生化学分析モジュール「c702」および「c502」、そして免疫分析モジュール「e602」で構成されている。

ラック搬送システム「8000 コア」には、検体ラック待機用バッファーを設置。検査数が多い大規模病院などで起こり得る、ラック渋滞時の追い越しや緊急検体の割り込みなどの制御が可能。検査業務の効率化や、迅速な診療前検査に寄与する。

生化学モジュール「c702」は、同社が販売する生化学モジュールの中で、最も処理能力が高い機種となった。高速分注システムによる1時間あたり最大2000テストが、可能となっている。試薬には、コバスシステムの特徴でもあるIDタグ付き1項目1カートリッジの包装形態を継続採用。開封日や残測定回数の情報まで自動的に管理することで、検査データの品質保持を目指す。

各分析モジュールは、検査室の規模に合わせた組み合わせが可能となっている。29通りの組み合わせから選ぶことができ、1台のプラットフォームで生化学と免疫検査の幅広い測定に対応も可能だ。

同社は、迅速で信頼できる検査結果と効率的な検査業務のため、さらなる貢献を続けるとしている。




検査室のプロセス改善を目指した新モデル　生化学・免疫分析装置「コバス 8000」発売のお知らせ - プレスリリース
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