治験モニター募集サイト運営企業、データを活用したリサーチ事業を開始

臨床試験の被験者募集を行う株式会社クリニカル・トライアルは、同社が保有する被験者のデータベースを基にするリサーチ事業を、2014年7月1日より強化したと発表した。

同社は、日本最大級の治験モニター募集サイト「生活向上WEB」を運営する企業。

同社の被験者データベースは、2014年6月現在で、51万人分のデータを保有している。

この被験者データベースには、疾患に関する情報を始め、臨検値データ・既往歴・服薬といった情報が入力されている。本人申告ベースの一般的なリサーチとは異なり、施設からのエビデンスがあるため、さらに信頼度の高いリサーチ結果が得られるという。

また、被験者の多くが臨床試験の実施施設の近辺に在住のため、1on1あるいはグループインタビューなど、直接本人と対面してリサーチ協力を得られやすいのも特徴だとしている。

同社はこのデータベースが、製薬会社はもちろん、化粧品会社や健康食品会社などにおいて、ヘルスケアに特化したマーケティングリサーチモニターとして利用できるとする。

初年度の受託目標は、ヘルスケアに関するリサーチ10本。今後、200社を超える同社の取引先における商品開発を始め、医療制度改革の基礎情報のサポートとして、提供を始めるとしている。




疾病・服薬データを活用したマーケティングリサーチ事業を開始 - 株式会社クリニカル・トライアル
https://www.clinical-trial.co.jp/press2014.html#4

株式会社クリニカル・トライアル、51万人の疾病・服薬データを活用したマーケティングリサーチ事業を開始 - Dreamnews
http://www.dreamnews.jp/press/0000095868/