田辺三菱製薬、｢カナグル錠｣の国内における製造販売承認を取得

田辺三菱製薬株式会社と第一三共株式会社は、田辺三菱製薬がSGLT2阻害剤｢カナグル錠100mg｣に関し、2型糖尿病を効能・効果として国内における製造販売承認を取得したと発表した。

「カナグル錠」は、製造販売は田辺三菱製薬が単独で行うが、田辺三菱製薬と第一三共が共同でプロモーションを行う薬剤。

「カナグル錠」は、田辺三菱製薬が創製した世界初の経口SGLT阻害物質「T-1095」をルーツとする、SGLT2阻害剤。腎臓の尿細管において糖の再吸収に関与するトランスポーターSGLT2を阻害することで、糖の再吸収を抑制し、尿中に過剰な糖を排泄、優れた血糖低下作用を示す。

同剤は、国内および海外の11000名を超える2型糖尿病患者を対象に実施した第3相試験において、有効性、安全性が確認されている。米国では、本剤の導出先であるヤンセン・ファーマシューティカルズが、成人の2型糖尿病患者の治療薬「INVOKANA」として、2013年3月に承認を取得。2014年6月時点で、欧州・カナダ・オーストラリアなど、世界40ヵ国以上で承認を受けている。

「カナグル錠」は、製造販売は田辺三菱製薬が単独で行うが、田辺三菱製薬と第一三共が共同でプロモーションを行う。今回の発表が両社名義になってるのは、そのため。

両社は今後も、2型糖尿病治療における新たな治療選択肢を提供し、患者一人ひとりの治療に貢献するとしている。




2型糖尿病治療剤「カナグル錠100mg」の国内製造販売承認取得のお知らせ - プレスリリース
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