患者の治療実態・生活満足度などを把握すべく
塩野義製薬株式会社は、高血圧患者と糖尿病患者を対象にした調査『T-CARE Survey Plus(ティーケア・サーベイ プラス)』を2014年6月に実施し、その結果を発表している。
この調査は、高血圧患者と糖尿病患者の治療実態・治療状況・生活満足度などの把握を目的としたもの。
(画像はプレスリリースより)
「疾患認識」「治療への取り組み」「診療の実態」
調査レポートは、「疾患認識」「治療への取り組み」「診療の実態」という3つの柱で構成されている。
「疾患認識」については、糖尿病患者の心配事が疾患の重篤化や合併症のみならず食事・体重・家族への負担など多岐にわたり、高血圧患者の心配事は脳卒中や心筋梗塞への危惧としている。
「治療への取り組み」については、高血圧患者の半数が塩分の取り過ぎに注意しているものの、食事量制限や定期的な運動については3割程度の人しか行ってないとする。
「診療の実態」については、自身の治療目標値を「正確に知っている」と答えたのが糖尿病患者では47.8%だったのに対し、高血圧患者では22.3%だったとしている。
患者の実情を踏まえた情報提供活動に
同社は以前から、生活習慣病の3大疾患に挙げられる糖尿病・高血圧・脂質異常症の啓発活動に取り組んできた。その一環として、今年2月には糖尿病患者を対象とした調査「T-CARE Survey」を実施している。
今回実施された「T-CARE Survey Plus」も、その流れで行われたもの。調査の詳細は、プレスリリースで。

「高血圧患者の意識・行動調査(T-CARE Survey Plus)」結果発表
- プレスリリース
http://www.shionogi.co.jp/company/news/2014/