エーザイの抗がん剤に対する適応拡大発表
エーザイは、同社が製造販売する抗がん剤「ハラヴェン(R)」において、転移性乳がんに対する適応拡大に関して欧州委員会より承認を取得したことを2014年7月3日に発表しました。
同抗がん剤は、従来から欧州においてアントラサイクリン系とタキサン系抗がん剤を含めた2レジメン以上の前治療歴を有している局所進行性及び転移性乳がんに関しては適応承認を受けて販売されています。今回の適応拡大承認によって、前治療歴がより少ない転移性乳がん患者への適応が拡大されることとなり、欧州地域における転移性乳がん患者がより早期の段階から本剤を利用することができるようになります。
具体的には、「1レジメン以上の前治療暦のある局所進行性・転移性乳がん(術後または再発後にアントラサイクリン系及びタキサン系抗がん剤による治療歴を有すること)」への適応拡大が承認を受けました。
欧州における乳がん患者の状況
欧州においては毎年30万人以上の女性が乳がんと診断され、3分の1の患者が転移性乳がんに進行してしまっていることから、同社では医療事業者の多様なニーズを充足し、患者のベネフィットを向上するためより一層貢献することを表明しています。

エーザイ プレスリリース
http://www.eisai.co.jp/