免疫生物研究所の今回の出資内容
免疫生物研究所は秋田市に本社を置くバイオベンチャー企業であるClioに出資し、Clioと共同研究を開始することを発表しました。Clioは生体内に存在している多能性幹細胞Muse Cells(ミューズ細胞)を難治性の疾患治療用の細胞製剤として開発中で、免疫生物研究所はこの開発に参加することとなります。
今回の出資背景
免疫生物研究所は長年細胞培養と抗体作製に関する知識や技術を培ってきており、これらを再生医療分野においても発展させてきました。Clioにおいては組織体制の整備が着実に進み、また、ミューズ細胞治験薬の製造プロセスの開発が進んできました。そして、Clioは日本だけではなくオーストラリア及びシンガポールにおいても物質特許を含むミューズ細胞の基本特許が成立したことから、免疫生物研究所はClioに出資することを決定したのです。
具体的な出資方法としては、Clioが第三者割当増資により発行する新株を免疫生物研究所が引き受けることとなりました。株式の種類は普通株式で1株140万円を72株、合計およそ1億円の出資金額となります。今回の増資によって免疫生物研究所の出資比率は8.82%となります。

免疫生物研究所 プレスリリース
http://www.ibl-japan.co.jp/