製薬業界ニュース
2025年07月27日(日)
 製薬業界ニュース

東大、がん細胞の増殖を抑える物質を作る酵素遺伝子を解明

新着ニュース30件






























東大、がん細胞の増殖を抑える物質を作る酵素遺伝子を解明

このエントリーをはてなブックマークに追加
研究グループの発表概要
東京大学大学院薬学系研究科をはじめとする研究グループは、相模湾に生息する海綿動物からがん細胞の増殖を抑える物質を作る酵素の遺伝子を解明したと発表しました。なお、今回の研究は東大以外に徳島文理大学、チューリッヒ工科大学の研究グループと共同で行われました。

海綿動物は自然界における最も原始的な多細胞動物の一つであり、岩などに付着しつつ海水をろ過して有機物を摂取して生きています。こうした海綿動物には高度な免疫系や物理的な防御機能がない一方で、化学防御を担うと抗菌活性物質や細胞毒性物質が数多く発見されています。
がん細胞
今回の研究発表のポイント
今回の研究グループは海綿動物毒性に共生するバクテリアであるEntotheonella sp.が毒性の低い前駆物質(最終的に細胞毒性物質になる前段階の物質)を生合成していることを発見し、この細胞毒性物質の生合成遺伝子から遺伝子配列を明らかにしたのです。

Entotheonella sp.は天然医薬品資源などの物質生産に秀でているものの、現段階では培養することが難しいことから、今後どのように有効に利用していくかが当面の課題となります。


外部リンク

東京大学 医学研究科
http://www.m.u-tokyo.ac.jp/
Amazon.co.jp : がん細胞 に関連する商品
  • アステラス製薬、テレビCM「明日は変えられる。~過活動膀胱篇~」の放映を開始(3月20日)
  • 大正製薬、乗り物酔い止め薬「センパア」シリーズをリニューアル(3月20日)
  • リアルテックファンド、独自技術により高純度の単結晶を開発する研究所に出資を実施(3月18日)
  • 久光製薬、水虫・たむし治療薬「ブテナロック(R)Vα クリーム 18g、液 18mL」をリニューアル発売(3月17日)
  • アンジェス、米国でDNAワクチンに関する特許を取得(3月17日)
  • Yahoo!ブックマーク  Googleブックマーク  はてなブックマーク  POOKMARKに登録  livedoorClip  del.icio.us  newsing  FC2  Technorati  ニフティクリップ  iza  Choix  Flog  Buzzurl  Twitter  GoogleBuzz
    -->